ドライヤーで乾かすのが大切な理由。
こんにちは。
今日は色々な雑務を済ます日。
もちろんお仕事に関わるお勉強も頑張りますよ。
それにしてもここ最近暑いですよね。
雨もちらっと降ったりして。
去年の夏よりはまだ過ごしやすいとは思っておりますが、それでも湿度が高かったり、ジリジリと肌を刺すような暑さ。
夜はわりとさわやか。
とか言いつつもすでに7月半ば。
あと1ヶ月で北海道の夏は終わります。
┐(´д`)┌
夏は結構好きですからね。短いですよ、北海道の夏。
お盆を過ぎたら一気に秋モード。
しかし、秋も好きなんですね。実は。
ちょっとあの肌寒い感じの、気温はそんなに低くないのだけれど外の空気、風が冷たい感じの、あの感じ。
残りの夏を楽しみながら、秋が来たらセンチメンタルになってみようと思います(笑)
秋ってちょっとシュンとなりません??
さてさて、本題に。
ここ最近お客様との会話で、髪を乾かす時のことについて、またはドライヤーを使う、使わないなどの「五自宅での髪のお手入れ」についてお話することがたくさんございました。
他の記事でも髪を乾かすことについては書いたこともありますが、とても大切なことなので情報をお伝えして少しでもお役に立てて頂けたら、と思い、またしても書いてみようと思います。
それではいってみよう!!( ゚∀゚ )
タオルドライ時からスタイリングは始まっている…。
なんのこっちゃという感じでしょうか?
でもこれは割と的を得ていると思います。
だってそうなんですもん(笑)
シャンプーが終わって頭皮や髪をしっかりタオルで拭いて(ちなみにこれをタオルドライと言います。…知っているか……一応ね、一応。)、頭にタオルを巻きっぱなしにしていませんでしょうか?
特に髪が長かったりすると巻いたりしちゃいますよね。私も長いのでそうしてます。一瞬は。
でもそれをずっとそのままにしているとどうなるかというと、お顔まわりの髪(前髪やこめかみ、もみあげなどのフェイスラインの髪の毛)や襟足にタオルで巻き上げていた時の跡が付いてしまいます。
その「跡」というのは、そのあといくらドライヤーで乾かしたり方向づけしようとしても、なかなか元には戻らないんですね。
すでに乾いてしまっているのもあったり、タオルターバンで長い時間押し付けられてしまっているので分かれてほしくないところでパカッと分け目が付いてしまっているので、力技でどうにかなるものでもなく、、、。
じゃあそんなときはどうしたら良いのか、というと、もう一度その部分を濡らすということをして頂く必要がございます。
特に根元です。(場合によっては毛先も)
当該箇所の頭皮といってもいいでしょう。
また水分を含ませて、ウェット状態にするのです。
そこからドライヤーで乾かし始めるとスッと収まってくれると思います。
スタイリングというのはイメージとしては、ワックスやスプレーなどを用いて髪をセットするというのが認識として強いと思いますし、もちろんそれであっているのですが、その前段階の乾かしあがりの状態が整っていることがそもそも大前提ということはあまり知られていないかもしれません。
じゃあその乾かしあがりの状態をしっかり作るためにはどうしたら良いのか?というと、、、
- タオルドライが終わったらすぐに乾かす(髪が濡れている状態から乾かし始めていくのが大切)
- タオルターバンで巻きっぱなしにしない
- 髪が濡れた状態で放置しない
- 自然乾燥を目指さない(パーマスタイルや髪のクセを生かしてスタイリングする場合はこの限りではない)
といった部分を意識してやっていくだけで、いつも気になっていたことが気にならなくなるかもしれませんし、ワックスなどを使ってスタイリングする時ももっと素敵に仕上がると思います。
何よりきちんと乾かすことで、出なくても良いクセが収まってくれたり、ツヤが出たり、良いことも結構ある場合が多いですよね。
乾かすタイミングや乾かし方で仕上がりがもっと素敵になるということです。
あとはそうですね、今は暑くて髪を乾かすことが大変かと思いますが、濡れたまま寝ちゃったりすると、雑菌の繁殖などで痒くなったり湿疹が出来てしまったりと、そういったトラブルの要因となることも考えられますから、やっぱり髪はきちんと乾かしましょう。
うん、それがいい。
どこから乾かす?ドライヤーの向きは?
これに関しては色々方法がありますし、髪型や髪の長さやその方のやりやすい方法、自分なりの方法で上手く出来ている方法などありますから、何が正解とかはないですね。
よく、「〇〇と〇〇、どっちがいいの!?」「〇〇なの!?それとも〇〇なの!?」「〇〇と〇〇、どっちが傷むの?」という、2つの選択肢のなかで答えを見つけようとするやりとりを見聞きしますが、それはもうやめましょう。
でも私も無意識でやってるときあります。視野が狭くなってしまうのでなるべく柔軟に考えるようにしたいのです。
それぞれの良さがあるんです。
メリット、デメリットもあります。
くせ毛(あるいは直毛)なのですがどんな髪型が似合いますか?とかもそう。
この情報だけでは回答しづらいですね。
髪質もそうですが顔とか雰囲気とかも見て総合的に判断することも大切ですし、首の長さとも見ますし。l
(えりあしはこのくらいがバランス良いかな〜、、とかって思いながら、横からも見てますよ、バランス)
色んな方法があるということです。
話は戻して。
私がお客様の髪を乾かすときに意識していることは先程書いた4つの大切なこと。
すべての施術が終わり、シャンプー台からお席に戻るときにはお客様のお洋服が濡れないようにタオルターバンをしています。
しっかり拭いても滴り落ちてきちゃいますからね。
そして、頭皮や肩周りのマッサージをさせて頂くのですが(苦手な方は省くことも出来ますよ)、速攻タオルターバンを外します。
もうね、外したいんです、跡が付いちゃうから。仕上げに影響しちゃうから。
特に前髪ありのヘアスタイルの方や短めバングの方はシャンプー台でタオルドライをし終わった時点でほぼ乾いてますからね。
お席に戻ってタオルターバンを外したときには9割乾いていることもしばしば。
そんななかでもまずはマッサージを。
そして、その乾いてしまった部分をスプレイヤーのお水をシュシュッと吹きかけて、再度ウェットの状態にしてから乾かし始めます。
ちなみにマッサージする時は髪の状態を整えてからです。
前髪がある方は前髪を前に下ろして。
パートが右の方はそのように、左の方もそのように、仕上がりイメージの状態を乾かす前に作ります。
そうしないと意図しないところでパカッと分かれてしまいやすい原因を作ってしまいますからね。
ほんのちょっとしたことがすごく大切なんです。
私はお客様にはそのようにさせて頂いております。
これはもう昔からです。
先輩からの教えです。
「跡付いちゃうから、整えてからよ〜♡」と。
乾かし始めるのは「前髪」からやっています。これは自分に対してもそうです。
なぜかというと、やはり前髪は乾きやすかったり、生え癖があったりするので、後回しにしてしまうと思ったような仕上がりにならないことが考えられるので、まずは先に乾かしきってしまいます。
前髪を乾かしきってから、トップ、サイド、バックをまんべんなく乾かしていきます。
耳周りや襟足、後頭骨あたりは乾きにくいというか、内側に隠れているところでもありますから、全体が乾いたな、と思っても実際に触ってみるとまだ少し濡れていたりすることも考えられますので、そこもしっかりと。
髪が長い方は指ぐしを使って。
ドライヤーの口と指ぐしを通して動かしているところを一致させて、根気強く。
そしてもう一つ大切になってくるのが「ドライヤーの向き」。
7〜8割乾いてきたら、常にドライヤーは上から当てる。
下から上に風がいくようにずっと乾かしていると、髪のぽわぽわが収まらずに出現してしまいますので、風向きは上から下に、キューティクルを閉じるようなイメージで。
キューティクルに逆らうように乾かさない。
ショートの方もそうですね、ドライヤーを持っていない方の手(指)で毛を振りながら割と勢いよく乾かしても良いと思います。そんな時でもドライヤーの向きは上から当てて。
イラストでも書こうかと思いましたが、難しいのと時間がかかりすぎるのでやめました(笑)。
お仕上げの時に説明をさせて頂いていますので、見てみたり実際にやってみたりしてみてください。
乾かし方に限らず、ドライヤーの向きですら仕上がりに関わってくるんですよね。
ツラツラと書いてみましたが、ご来店された時にはちらっと見てみてください、乾かし方。
そしてタオルターバンを一刻も早く外そうとしている私もついでに見れますよ(笑)